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夏休み保養を終えて

「夏の保養」の参加者の方々に書いていただいた感想を掲載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2014.8

●今年の夏、「福島の子どもたちを守る会・北海道」の保養に参加させて頂いて、放射能の心配から解放されて、毎日楽しく過ごすことができました。子どもたちも、スタッフの方々、蘭越高校の生徒さん、たくさんのボランティアの方々と接する中で、毎日、いろいろなことを思い感じていたようです。「大きくなったら、私もボランティアをしたい!!」と言っていました。ご支援してくださるたくさんの方々とお話し、触れ合う中で、親では伝えきれないたくさんのことを感じていたんだと思います。                                   これからも、その気持ちを忘れずに、いろいろなことを乗り越えていったり、人の気持ちがわかる人に成長してほしいと思います。                                                     そして、私自身も、保養に参加させて頂き、心身共にリフレッシュができたことはもちろんですが、本当にたくさんの方々からご支援していただいていることを知り、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。福島で生活をしていると何もなかったかのような雰囲気に流されそうになります。放射能を気にする日常の生活に疲れ、現実逃避したくなることもあります。将来、この子たちに何か影響が出たら・・・と無性に不安になることがあります。私自身の甲状腺の異常の心配、福島にいる時は、放射能の心配から解放されることはありませんが、遠く離れた地でこんなにたくさんの方々が応援して支援してくださっているということに、また頑張る大きな力を頂きました。この保養に携わって頂いているたくさんの方々に心から感謝致します。本当に本当にありがとうございました。

●保養には、まだ2~3回しか行ったことがなく、2週間という長い日程で不安がありましたが、楽しくてあっという間の2週間でした。他の保養は、お部屋が相部屋が多かったので個室であんなに綺麗なところに滞在させて頂き、とても気持ちが良かったです!また、慣れないところでの自由行動もボランティアの方が付き添ってくれて、とても安心でしたし、子どもも楽しそうでした。また是非行きたい!!というような保養でした。      北海道にご招待いただきまして、ありがとうございました。思い切り外遊びができたこと、初めて海で泳いだこと、やさしいボランティアの方々と出会えたことが子どもたちにとって、とても楽しい思い出になりました。   ご支援、賛同して下さった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にお世話になりました。

●娘と二人、思いっきり北海道で安心して過ごす(遊ぶ)ことができました。とても楽しかったです。      福島での生活は原発のニュースが当たり前で、皆慣れっこになってしまい、どんな危なそうな内容でも気にする人が少なくなりました。何か間違っていると思っても(例えば、四倉の海水浴場オープンの話題とか、裏磐梯の湖のザリガニを子どもたちで捕獲して食べる話題、等々)、それを言うことがヒンシュクをかいそうで何も発言できません。                                                       そんな中、北海道でのひと時は、ストレスを感じることがない、大事なひと時でした。支えていただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。

●初めての集団行動が多い保養で私自身が大丈夫なのだろうかと不安でした。しかし、往きのバスから、宿泊施設での食事、また、様々な行事への参加プログラム、どれも皆様の手厚いサポートで安心して過ごすことができ、ありがとうございました。「兄弟がほしい!!」と願う我が子にとってはたくさんの弟妹たちに囲まれ遊び、とても楽しい思い出となりました。                                           震災から3年が過ぎ、打ち切りとなる支援団体が見られるようになり、保養の募集件数も年々少なくなっている状況です。継続して、サポートして下さっている皆様にとても感謝しております。

●子どもたちにとって、初めての北海道。フェリーでの移動、2週間の保養ということで不安もありましたが、保養のしおりが届いてから、みんなで夏休みになるのをとても楽しみにしていました。母子がほとんどの中、おばあちゃんも参加ということで、一人でも多く子どもたちを保養にと思われているところ、申し訳ない思いもありつつ参加したんですが、皆さんに温かく迎えていただき、ありがとうございました。何より、子どもたちがのびのび外で走り回り、水遊びをしたりして、普段あまり出来ない遊びをして疲れている姿を見ることで、私自身とても幸せな気持ちになりました。                                          今回の保養でお世話になりましたスタッフの方々には、2週間の長い期間、細かいところまで、お気遣いいただいて、本当にありがとうございました。皆さんのお陰で不自由なく、楽しく過ごすことが出来ました。皆さんとお会い出来たこと、お話し出来たことは貴重でした。楽しい時間をありがとうございました。もう少し、お話がしたかったです。                                                          そして、この会を支えていただいている皆さん、ありがとうございます。福島の中でも放射能の話題が少なくなっていく中で、「忘れられていくんじゃないか」という思いがありましたが、「忘れられていない」、「支えられている」ということが分かり、本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。

●昨年、こちらの保養を知りましたが、私自身が乗り物に弱いのと、申し込みが殺到するという話を聞いて断念しました。                                                           今年の二本松での保養説明会でも大人気でお疲れだったと思いますが、私の話を親身になって聞いて下さいました。                                                            保養中も行きのバスの中から帰りのバスの中まで、「何か困ったことはない?」「何でも言ってね!」と常に保養者を気にかけてくれて、とても安心して、楽しく過ごすことができました。これまで参加した保養の中には、“福島での生活について”や“現状を教えて下さい”等々、地域の方々や参加者同士のディスカッション?交流会?のような時間があったりしました。避難や移住ができないから、非日常に日常を求めて保養に参加しているのに、福島のことを話すのは、思い出すのは、急に夢から現実に引き戻される感じがして、正直苦痛でした。今回の保養では、そういうことは一切なく、そういう意味でもゆったり過ごすことができました。  帯同して下さるスタッフの方はもちろん、プログラムの中でどこかへ行く先々でも、「どうして皆さんこんなに優しいのだろう?」というくらい、優しく思いやりを持って接して下さいましたね。蘭越高校の高校生のみんな、蘭越町の皆さん、倶知安町の皆さん、山自然の方々、大学生の方々、まだまだたくさんの方々のご支援のおかげで私と娘、保養に参加できましたこと、本当に感謝いたします。まだまだ、前途多難な生活は続きますが、これからも自分にできる精一杯をがんばりたいと思います。今は拙いお礼の言葉しか言えませんが、私と娘がこれから先も元気に暮らすのがせめてものお礼と考え、がんばります。本当にありがとうございました。

●「ほよ~ん相談会」で詳しく説明して下さり、スタッフの方々ともお話をすることができたので、安心して申し込むことができました。                                                     このような低料金で、15日間も北海道で過ごすことができたのは、福島のことをずっと思い続けてくださり、援助してくださっている皆さんのおかげだと、大変感謝しております。本当にありがとうございました。    震災から3年半が過ぎ、少しずつ風化されていくのがわかります。本当は私だって、福島に住んでいていいのか?という思いと悩みをもっています。甲状腺がんのニュースを聞いて、その不安をどこにぶつけたらいいのかわからない時もあります。行き場のある方はいいなあと思います。私の主人は役所勤めの為、震災の時は子どもと二人、家の中で食事も喉を通らないほど不安な日々を過ごしていました。遠くに行く場所がある方は行ってしまい、残された私たちは今後どうなっていくのかという思いに押しつぶされそうでした。子どもの同級生も近所で土砂崩れにあい亡くなりました。毎日窓をしめきり、外出したらすぐに服を洗い、シャワーを浴び、洗濯物は外には出せず、布団は一度も干していません。安全な水と食材を買い求め、やっとの思いで抽選に当たった保養に子どもを送り出し、ほとほと疲れ果てていました。                       今までの生活が一変してしまいました。今の生活で放射能のことを口にするのも嫌になってしまいました。 子どもは「どうしてだめなの?」と理解するのに時間がかかります。でも、その現状に慣れてきているのを見ると、いたたまれない思いでいっぱいです。                                        今回の北海道の保養は、「皆で原発について話し合おう」とか、「震災の時ことを聞かせてください」といった時間もなく、「嫌なことを言わなくてもいいですよ」と言って下さった一言が、私の気持ちを解放してくれました。                                                                福島から遠く離れた地で、気持ちも久しぶりにのびのびするのがわかりました。少し満喫しすぎて、スタッフの方々に御迷惑をおかけしたのが心残りでなりません。                                初めて行った北海道にすっかり魅了されてしまいました。帰った時疲れは全く感じず、仕事場でも「何だか顔色が良くなったんじゃない?」と言われました。貴重な15日間が、私と子どもを癒してくれたのです。     こんな思いができたのも、震災後からずっと活動を続けてくれている皆さんのおかげです。これだけ長時間何家族も受け入れ、様々な手配をするのは、並大抵のことではないと思います。皆さんのお気持ちがしみじみ伝わりました。                                                        福島に帰ってからも、毎日北海道での日々を思い出しています。そして、ここまでして下さった保養を、私は今まで知りません。この思いは一生忘れることはありません。皆さんから受けたことは、一緒に行った子どもにもよく伝え、いつか人の役に立てるような人間になってほしいと思っています。                 こんな文章で感謝の気持ちをお伝えすることはなかなか難しいのですが、本当に今回の保養に参加させていただき、ありがとうございました。

●北海道保養では、親子共々大変お世話になり、どうも有難うございました。                   伺うまでは、やんちゃざかりの息子を連れて、無事行くことができるだろうか、2週間もの長い期間、大丈夫なのだろうかと、不安もありましたが、心配なんてなんのその。毎日が楽しくて楽しくて♪あっという間の2週間でした。                                                               充実した楽しい毎日を過ごすことができましたのは、北海道の皆さんが温かく迎えてくださり、居心地が良く、そしていろいろな面で支えて頂いたおかげだと、感謝しております。                         北海道の大自然の中で、最高に幸せな気持ちになれました。ずっとこのまま放射能の心配をすることない、この場所にいられたら良いのにと、本気で思いました。                                 私は、原発事故後に息子を出産しているので、放射能を気にすることのなかった、昔の福島で、息子と外で遊んだ経験がなく、心から楽しいと思える息子との、外遊びを知りませんでした。いつも、汚いから触ってダメ、そっちは、放射線量が高いから行ってはダメ、30分も過ぎると、いっぱい遊んだからもう終わり、ダメばかり言われる息子も、もちろんいつも、不完全燃焼の外遊び・・・。                             北海道では、私に何も言われることなく、葉や石、花や水に触れることができ、思う存分遊ばせてもらい、満足の想いからだったと、考えたのですが、満面の笑みを浮かべながら「ママ、なんか優しいねえ~!!」と、言われてしまいました・・・。倶知安町は、息子と二人で、ゴンドラに乗っている時に、「北海道楽しいね、幸せね、パパ・じいちゃん・ばあちゃん・みんなで北海道くる!」と、息子が話していました。この言葉には、さすがに私も大号泣(;;)頂上に着く頃には、一旦止まりかけた涙も、頂上に着いてから見た羊蹄山が、これまた美しすぎて泣けてきました(;;)                                                 帰宅してから、いまだ、夜、布団の中に入ると、息子が「ねえ、ママ、明日はどこに行くの?北海道?」と言います。それ程までに、楽しく、良い経験をさせて頂いたのですね。                           フェリー、バス、電車、ゴンドラ、海水浴、温泉、プール、自然遊び、お祭り、バーベキュー、美味しいお料理に水やビール、美味しい空気、花火見物、水族館、動物園、公園、畑・・・様々な体験をさせて頂き、たくさんの良い思い出ができました。                                                  もちろん、北海道の皆さんにも感謝しておりますが、他にも、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが、息子の面倒をよく見てくれたり、一緒に仲良く遊んでもらえたおかげで、より一層楽しい保養になりましたし、ママさんたちにも、息子をお風呂に入れてもらった上に、洗髪までやってもらったり、着替えや、ご飯を食べさせてもらったり、息子と手をつないで、道を歩いてもらったり、抱っこしてもらったり・・・たくさん手を差し伸べてもらい、感謝していますし、何よりも、いろいろな話しをすることができたり、一緒に笑い合えたりすることのできる、これからも、末永くお付き合いしていきたいなと思える、友人に出会うたことが、本当に嬉しいです。         収束の兆しが全く見えない、不安だらけの福島原子力発電所に、また何かあったらどうしよう、いったいどこへ逃げれば良いのだろうと、日々考えていましたが、北海道に行きます!!ので、その時がきてしまったら、どうぞ宜しくお願いします!!!もちろん、何も問題が起きなくても、また、遊びに、皆さんに会いに、息子の健康のため、私のストレス発散のため、保養に伺いたいです。                            北海道に遊びに行く楽しみを励みに、また福島の地で放射能と戦ったり、息抜きをしたりしながら、ちょっとだけ頑張りたいと思います。                                                  復興の言葉ばかりが表に出てしまい、放射能の影響が心配だと口に出せない雰囲気となり、福島の問題のことが月日と共にだんだんと記憶から薄れゆく中で、遠く北海道の皆さんが福島のことを考え想って下さっていることが、本当に本当に嬉しいです。                                          私たちを受け入れるための費用や準備等々、たくさんの大変なことがあっただろうと思います。ご支援下さったすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2013.8

福島の子どもたちを守る会・北海道の皆さま

お元気ですか?夏の保養では大変お世話になり、ありがとうございました。夏休みもあっと言う間に終わってしまい子どもたちは2学期が始まりました。また放射能を気にしなければならない毎日でどうしてもピリピリしてしまう自分がいます。

北海道で過ごした時間は、私たち親子にとってとても貴重な時間でした。私は普段なかなか子どもたちと過ごす時間が取れないので、子どもたちとじっくり向き合う事ができました。沢山撮った写真を見ると、子どもたちも私も最高の笑顔をしていました。スタッフの皆さんの、ようこそ!!という気持ちや、私たちを心配してくださる気持ちが沢山沢山伝わってきて、本当に嬉しかったです。「北海道のみんなは何でこんなにやさしいの?」と、娘が言っていた程です。本当にありがとうございました。

福島では、放射能の話はタブーになってきている感じがあり、色々な場面で疑問や憤りを感じる事がありましたが、強い気持ちで子どもたちを守っていこうと、思う事が出来ました。守る会の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。またお会い出来る日を楽しみにしています。