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2016年夏保養キャンプ”親子で過ごす夏休みin北海道”を実施しました。

2016年夏保養キャンプ”親子ですごす夏休みin北海道!”を7月23日(土)~8月8日(月)の日程で実施しました。

できるだけ多くのみなさんに参加していただけるよう、総勢39名A,Bの2班に分かれて北海道に滞在していただきました。A班6家族18名(大人6名、小学生8名、乳児4名)。B班7家族19名(大人7人、小学生5名、幼児5名、乳児2名)の参加。

主な行程 23日郡山、福島よりチャーターバスで仙台港へ フェリー(仙台~苫小牧)、24日各滞在先へ移動 A班:7月24日~29日 札幌(かおりの郷) 30日、31日蘭島(海水浴) 31日~8月5日 蘭越 B班:7月24日~29日 蘭越 31日、8月1日蘭島(海水浴) 8月1日~8月5日札幌(かおりの郷) 両班とも8月6日定山渓渓流荘に滞在。7日苫小牧港よりフェリーで仙台へ8日仙台港よりチャーターバスで福島、郡山へ移動。以降解散。

期間中、北海道の豊かな自然の中で過ごしていただきました。蘭越では農場に招いていただきイモ堀り体験をし、かおり郷では無農薬で育てた野菜を子ども達に収穫してもらいました。札幌では北海道新聞社様より豊平川の花火大会と札幌ビール園でのジンギスカンにご招待をいただき夏の北海道を満喫することができました。かおりの郷に滞在中は連日、小金湯温泉”まつの湯”様のご厚意で温泉を利用させていただきました。希望者には、医師による健康相談や尿検査、甲状腺検査を受けていただきました。夜は、スタッフも交えて語らいの時間を持つこともできました。

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蘭越 貝の館

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チェリスト吉田英順氏の演奏

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子どもたちのお手伝い

食事は、出来るだけ北海道産の食材をご用意しました。お米や野菜の多くは新鮮な有機や無農薬の野菜を複数の支援者からご提供いただきました。かおりの郷では、無農薬栽培の菜園から葉物やキューリ、トマトなどを収穫することができ、採れたての安全な野菜を食べていただきました。普段は野菜が苦手な子ども達もたくさん野菜を食べることができたようです。

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水遊び

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語らいの場ママカフェ

保養は、線量の低い場所に滞在することで肉体や精神のリフレッシュが主な目的ですが、複数のご家族やボランティアが共同生活を送る中でお母さん達はリラックスして子ども達を見守ることができたと思います。

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昆虫採取

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ビューティーヨガ研究会のみなさんと

ビューティーヨガ研究会様よりご招待いただき滝野公園で1日遊んできました。

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スイカ割り

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蘭島(海水浴場)では、太陽グループ様の保養施設に宿泊させていただきました。また、海水浴では社員のみなさんがボランティアとして子ども達と遊んでくれました。

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太陽グループのみなさんと蘭島のコテージでBBQ

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連日天候に恵まれ海水浴を楽しむことができました

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東海大学の学生さんがたくさん遊んでくれました

今回の保養は、札幌市のさぽーとほっと基金の助成を受け実施することができました。また、食事の準備や生活サポート、子ども達との遊びなどに多くのボラン ティアのみなさんのご協力をいただきました。今回も多くの市民や大学生も参加していただき、自然の中で子ども達を思いっきり遊ばせることができました。多くの 参加と物資のご支援をいただき、本当にありがとうございました。

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子ども達だけでテント作り

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八剣山果樹園でソーラークッキング体験

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札幌ビール園でジンギツカン(北海道新聞様のご招待)

保養を終えて参加者のみなさんは、リフレッシュして無事それぞれの地元に戻れらました。みなさんと過ごす中で、保養の機会が減ってきて参加することが難しくなってきていること、健康被害のリスクから子ども達を守るために、大変なご苦労をされていること等をお聞きしました。
また、甲状腺ガン、またはその疑いや様々な病変が年々増加してきていることが報告されています。
子ども達の健康を守るためには政府、東電、県が一時保養を実施することが必要です。

私達は今後も保養を継続 していくことを決意しています。
一時保養が継続できるよう、これからもご支援をお願いします。子ども達が安全に暮らせる未来のために、ともに行動していきましょう。

※原発事故の翌年、「原発事故子ども・被災者生活支援法」が施行されました。同法の基本理念にある、被災者自らの意思による居住、移動、帰還の選択の支援、子ども(胎児含む)および妊婦に対する特別の配慮、放射線影響の長期間にわたる確実な継続支援等は現政権によりおざなりにされています。

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<お礼とご報告>”親子で過ごす夏休みin北海道”

ご報告とお礼が大変遅くなりましたが、このたびは当会へ温かいご支援をいただきまことにありがとうございました。7月23日からスタートしました、福島の親子のための夏休み保養は8月8日、無事終了いたしました。13家族39名が、札幌・蘭島・蘭越で、山や海や自然にふれ元気に福島へ帰っていきました。保養期間中子どもたちは土田英順さんのチェロ演奏、岸田天大さんの絵本パフォーマンス、桂 福丸さんの落語、太陽財団・蘭島海の家を貸していただいての海水浴、ビューティヨガ研究会からご招待の滝野すずらん丘陵公園での野外活動、北海道新聞主催花火大会・サッポロビール園のほか、蘭越町、札幌市職員共済組合、東海大学など多くの団体、個人のご協力のもと実に多くの体験をさせていただきました。のべ100名のボランティアの方のご協力と、この場では書ききれないほどの多くの皆さまからの物心両面のご支援をいただき6年間継続して活動ができたことを改めて痛感いたしました。お支えに心よりお礼申し上げます。福島原発事故から5年がすぎましたが、原発は全然収束しておりません。福島の方々が日々の不安から少しでも解放され免疫力を高めていただけるようこれからも、理事運営委員一同力を尽くす所存でおります。今後とも当会を見守っていただきますようお願い申し上げます。