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北海道NPOファンド助成事業の報告

昨年度、北海道NPOファンド様より、保養施設“かおりの郷”を維持管理するための設備等に対して、助成金をいただきました。
平成26年秋に保養施設”かおりの郷”を開設し、保養事業を拡充していく中で、保養に必要な資材あるいは建物の維持管理に必要な物品が多くなり、その保管スペースが必要になってきました。
また、子どもたちの安全を守るための用具や保養をより活動的に行うための遊具も増えて行き収納スペースが必要になってきました。助成していただいた資金はこれらに有効に使わせていただきました。

主な作業と設備
1、ユニットハウス移設
s-CIMG4739かおりの郷にユニットハウスを設置しました。
約12帖ほどの広さがあり、とても助かります。
ユニットハウスは八剣山果樹園さんhttp://www.hakkenzan.jp/よりご提供いただきました。
移設にはガーデンショップノエルさんhttp://blog.goo.ne.jp/flower-tree-noelにご協力いただきました。
また、基礎工事、内装工事など設置のために多くのボランティアのみなさんのご協力をいただきました。

2、ユニットハウスの内部造作、棚作成
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ユニットハウスは、壁と床が痛んでいたので張替ました。棚を作成し、効率的に収納できるようにしました。

3、スチール物置の棚作成
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イベント用具などを収納していたスチール物置に棚を作成しました。

4、スタッフハウスの風除室作成
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保養期間中、スタッフの打ち合わせと宿泊する”スタッフハウスに風除室を作りました。

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スキーやそり、遊具などの収納スペースとして活用しています。  (↑増築前のスタッフハウス)

5、スタッフハウスの収納棚作成
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食品や衣類などの収納に活用しています。これらの木工作業は、全てボランティアで実施しました。

北海道NPOファンド様の助成と、ボランティアのみなさんのご協力のおかげで、使い勝手がいい収納スペースを作ることができました。
本当にありがとうございました。

ボランティア説明会のご案内

いつもご支援ありがとうございます。
今年の春休みにも福島から大勢の親子が札幌での保養にやってきます。
詳細は、一時保養「親子で過ごす春休みイン北海道」のご案内 をご覧ください。

下記の日程でボランティア説明会を行います。
ボランティア希望の方は、参加してください。

3月6日(日) 10:00~
エルプラザ3階OA研修室 
所在地: 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西3丁目

講演のお知らせ 保坂展人世田谷区長と語ろう!

hosaka・独自のエネルギー政策・福島の子どもたちの保養
・子育て支援・せたがや平和資料館解説・・・

保坂展人世田谷区長は原発に反対し独自の再生可能エネルギー政策を掲げ、福島の子どもたちの保養を区として支援するほか、「福島の子どもたちを守る会・北海道」の賛同人でもあります。子育て支援や戦後70年平和資料館開設・・・数々の独自政策を打ち出して、人口88万人の東京都世田谷区長に再選(2期目)され、ブログでも積極的に発言されている保坂展人(ほさか のぶと)さんに、これまでの、そしてこれからの「自治」について、安倍政権の「積極的平和主義」の対局にある「平和」や主権在民・民主主義についてお話しを伺います。
私たちの次の行動へのヒントがきっとあります。

どうぞご参加ください。

★と き 12月1日(火)18:30~20:30
★場 所 札幌エルプラザ2階 環境研修室
(札幌市男女共同参画センター内札幌環境プラザ 札幌北口正面)
★お 話 保坂展人(ほさか のぶと)東京都世田谷区長
★参加費 500円

共催:市民自治を作る会(070-5065-5014)
福島の子どもたちを守る会・北海道(090-6990-5447)

ハーブガーデン

かおりの郷のハーブガーデンに、「NPO法人Ojas(オージャス)」さんの『ビー・フレンド・ハーブガーデン』からハーブ達をいただいてきました。
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ビー・フレンド・ハーブガーデンを作った尾形剛弥さん優子さんご夫妻は、土や花に触れ、癒しを求める人たちと、花を求めて訪れるすべての生き物が共に幸せになれる場所を創りたい”という想いから、農薬など使わない安全な蜜源植物を増やす活動をしています。
ビー・フレンド・ハーブガーデンは、土作りから行ったオーガニックハーブガーデンで、草花たちも種子処理をしないオーガニックな種から育てられています。

一時保養に来られるみなさんがより土と草花に親しんで、くつろいでいただけるよう大切に育てていきたいと思っています。

「NPO法人Ojas(オージャス)」さんのHPより
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福島の幼稚園”そらまめ”のみなさんがやってきました。

かおりの郷に、ふくしまっ子自然体験・交流活動支援事業で、福島の幼稚園”そらまめ”のみなさんがやってきました。菜園の野菜を収穫したり自然に親しみながら9月19日~21日の3日間滞在していただきました。

19日(金曜日)

フェリーで苫小牧港に上陸後、恵庭市のえこりん村(動植物をはじめとする自然環境とのつながりを大切にしながら展開する小さなコミュニティー)にむかい収穫祭を覗き、世界一大きなトマトを見たりしました。
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かおりの郷に到着後はキーボードひいたり大にぎわい!お泊まり会さながら初日の夜を過ごしました。
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20日(土曜日)
収穫体験でメイクイーン、枝豆、キューリ、トマト、インゲン、カボチャ、キャベツ、ピーマン、ナス、とうきびなどたくさん収穫しました。真剣に収穫する様子はとてもかわいかったです。
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チャリティーライブで支援してくれている吉川のりおさんとCIプロジェクト河野げんたさん、仲間たち(みちのくkids)が来てくれ急きょのライブや子ども達と遊んでくれました。その後、石井ポンペさんのイタドリの笛作成とアイヌ楽器トンコリの演奏を楽しみました。
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お昼は、地元の砥山神社のお祭りに行き、屋台でお祭りの雰囲気を楽しみました。町内会のみなさんより、石狩鍋、お汁粉、漬物などの差し入れをいただきま、大変おししくいただきました。
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午後からは、八剣山果樹園でアヒルの餌やり、つりぼり、乗馬、ウォーターバルーンなど、自然の中でゆったりとした楽しい時間を過ごしました。
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そらまめの先生から、わずか2日間ではあるけど他の子を面倒をみたり、気づかったり成長や変化がある。
保育の面からも非常に良い経験をしていると感想をいただきました。
21日(月曜日)
午前中、札幌に避難された皆さんとの交流会が行われました。交流会の間、子ども達はボランティアとかおりの郷の自然の中で遊んでいました。
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交流会の後、バーベキューと流しソーメンの昼食をとっていただきました。北海道定番のジンギツカンや子ども達が収穫した無農薬野菜などを食べていただきました。
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お天気にも恵まれ訪れていただいた多くのみなさんから、気持ちのいい場所ですねと、感想を述べていただきました。
そらまめのみなさんとの3日間はあっという間に過ぎてしまいました。お別れの時、苫小牧埠頭では暗がりの船上から子ども達が遊んでくれてありがとう!!と大きな声で叫んでくれました!
そらまめのみなさん。また、来てね(^^)/
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吉川 Family Presents『僕らの街から』 から、支援金をいただきました。

「僕らの街から実行委員会」の吉川のりおさん、C.I.Project 守屋翔平さんが寄付金を届けてくださいました。

『僕らの街から』の活動は、震災後にSTVアナウンサー吉川さんや北海道のミュージシャンたちが中心になって行ってきた素敵なライブを楽しめる手作りのチャ リティーイベント(今回で8回目)です。私たちの団体の他に震災後に活動されている団体に支援しています。https://www.facebook.com/bokuranomachikara

いつもご支援いただき、本当にありがとうございます。

僕らの街から寄付8

 

 「行きたいなあ」と思ったらいつでもどうぞ!

「かおりの郷」はお待ちしています

NPO法人 福島の子どもたちを守る会・北海道

2014年10月に、日本各地からのご寄附によって開設された、福島のお子さんたちの常設の保養所「かおりの郷」。札幌市南区の山の麓です。

かおりの郷しゃしん

春休み、夏休みの一定期間、守る会としての保養が企画されています。この保養は、基本的に団体行動です。滞在はかおりの郷とニセコ蘭越(らんこし)エリアです。

★「かおりの郷」は団体行動の保養以外に、ご自分の都合のよい日程、期間、いつでも滞在できます。
飛行機やフェリーの早割りなどを利用すると格安で来道できます。
「かおりの郷」の宿泊費は無料です。食事は自炊が基本です。守る会のスタッフがお手伝いします。
食材もでるだけ北海道産で放射能測定をしたものを提供できます。守る会で食事を提供する場合は食材費をいただき、放射能測定の費用は一部負担をお願いしています。住民税非課税や保護世帯の方はご相談ください。減免制度があります。

一方公的な助成金がある場合は維持費をいただけたらと考えています。情報提供やニュースレターが届くほか、福島現地で行われる、かおりの郷同窓会に参加できます。
※維持費 一泊二食 5000円
公的な助成などない場合宿泊は無料ですが任意のカンパは大歓迎。

利用希望の1か月前までにお申し込みください。
変更がある場合がありますので詳細はお問い合わせください。

※連絡先 9月1日より事務所がかわりました。
事務所 〒060-0807札幌市北区北7条西5丁目6-1 ストークマンション1003号
電話 090-6990-5447

親子ですごす夏休みin北海道! 実施報告

一時保養”親子ですごす夏休みin北海道!”を7月22日(水)~8月5日(水)の日程で実施しました。

できるだけ多くのみなさんに参加していただけるよう、総勢39名A,Bの2班に分かれて北海道に滞在していただきました。A班6家族20名、大人6名、小学生4名、幼児7名、乳児3名。B班7家族19名、大人7人、高校生1名、小学生7名、幼児4名

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主な行程 22日郡山、福島よりチャーターバスで仙台港へ フェリー(仙台~苫小牧)、23日各滞在先へ移動 A班:7月23日~27日 蘭越 28日、29日蘭島(海水浴) 29日~8月3日 札幌(かおりの郷) 3日、4日札幌中心部ホテル滞在。B班:7月23日~28日 札幌(かおりの郷) 29日、30日蘭島(海水浴) 30日~8月3日ニセコ 3日、4日札幌中心部ホテル滞在。4日市内観光後苫小牧港よりフェリーで仙台へ5日仙台港よりチャーターバスで福島、郡山へ移動。以降解散。

期間中、北海道の豊かな自然の中で過ごしていただきました。子ども達は昆虫採取、水遊びや泥遊び、海水浴などを楽しんでいました。蘭越では農場に招いていただきイモ堀り体験をし、札幌では北海道新聞社さんから豊平川の花火大会と札幌ビール園でのジンギスカンにご招待をいただき夏の北海道を満喫することができました。かおりの郷に滞在中は連日、小金湯温泉”まつの湯”さんのご厚意で温泉を利用させていただきました。希望者には、医師による健康相談や尿検査、甲状腺検査を受けていただきました。夜は、スタッフも交えて語らいの時間を持つこともできました。

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蘭島(海水浴場)では、太陽財団さんの保養施設に宿泊させていただきました。また、海水浴では社員のみなさんがボランティアとして子ども達と遊んでくれました。連日天候に恵まれ海水浴を楽しむことができました。

s-DSCN1414 s-DSCN1333 食事は、出来るだけ北海道産の食材をご用意しました。市販の食材で必要なものは、放射能測定検査を実施し、できるだけ放射能の影響を受けることがないよう準備してきました。お米や野菜の多くは新鮮な有機や無農薬の野菜を複数の支援者からご提供いただき、とても美味しくいただくことができました。かおりの郷では、菜園から葉物やキューリなどを収穫することができ、採れたての野菜を食べていただきました。普段は野菜が苦手な子ども達もたくさん野菜を食べることができたようです。

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保養は、線量の低い場所に滞在することで肉体や精神のリフレッシュが主な目的ですが、新たなコミュニティの可能性も見いだせたと思います。複数のご家族やボランティアが共同生活を送る中でお母さん達はリラックスして子ども達を見守ることができたと思います。また、子ども達は様々な人達の中で生活する中で短い間でしたが成長していく姿も垣間見られました。かつて地域のコミュニティが機能して時代のような、お互いに支え合い安心して暮らせる関係が保養期間にできたように思います。

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今回の保養は、札幌市のさぽーとほっと基金の助成を受け実施することができました。また、食事の準備や生活サポート、子ども達との遊びなどに多くのボラン ティアのみなさんのご協力をいただきました。今回も高校生や大学生も参加していただき、自然の中で子ども達を思いっきり遊ばせることができました。多くの 参加と物資のご支援をいただき、本当にありがとうございました。

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保養を終えて参加者のみなさんは、リフレッシュして無事それぞれの地元に戻れらました。みなさんと過ごす中で、保養の機会が減ってきて参加することが難しくなってきていること、健康被害のリスクから子ども達を守るために、大変なご苦労をされていること等をお聞きしました。私達は今後も保養を継続 していくことを決意しています。さらに、支援する人、される人の関係から「共に生きる」関係を作って行こうと決意を新たにしています。

原発事故の翌年、「原発事故子ども・被災者生活支援法」が施行されましたが、安倍政権は同法の基本理念にある、被災者自らの意思による居住、移動、帰還の選択の支援、子ども(胎児含む)および妊婦に対する特別の配慮、放射線影響の長期間にわたる確実な継続支援等を放棄しています。一部実施されていた一時避難のための住宅支援も打ち切ろうとしています。甲状腺ガン、またはその疑いや様々な病変が報告されているにも関わらず、政府と県は原発事故との因果関係はないと断定し対策を怠っています。こうした切り捨てともいえる政策のなかで、子ども達の健康を守るためには一時保養がこれからも必要です。一時保養が継続できるよう、ご支援をお願いします。子ども達が安全に暮らせる未来のために、ともに行動していきましょう。